日本海側北陸の陸の守り
第14普通科連隊（JGSDF 14th Infantry Regiment）
石川県金沢市の金沢駐屯地に駐屯する陸上自衛隊第10師団隷下の普通科連隊である。
*沿革
1950年（昭和25年）：山砲兵第9連隊跡地に警察予備隊の金沢営舎が設けられる。
1954年（昭和29年） 9月25日：第14普通科連隊編成完結10月9日：第1管区総監の指揮下に入る。
1958年（昭和33年）6月26日：第10混成団新編に伴い、団長の指揮下に入る。
1962年（昭和37年）1月18日：第10混成団が、第10師団に改編されたことに伴い、第14普通科連隊再編。
連隊本部及び本部管理中隊並びに4個の普通科中隊及び重迫撃砲中隊による編成となる。
2004年（平成16年）3月29日：第10対戦車隊廃止に伴い、対戦車中隊を隷下に編成。
2014年（平成26年）3月26日：師団改編に伴い、対戦車中隊を廃止。
*災害派遣
1995年（平成7年）1月17日 - 4月27日：阪神・淡路大震災
1997年（平成9年）1月9日 - 3月13日：ナホトカ号重油流出事故
1998年（平成10年）7月10日 - 11日：福井県鯖江市浅水川堤防溢水現場の土嚢積み
2001年（平成13年）5月18日 - 19日：石川県内浦町の山林火災
2004年（平成16年）2月9日：福井県大長山での冬山遭難事故
2004年（平成16年）7月18日 - 8月3日：福井豪雨
2004年（平成16年）10月20日 - 11月24日：新潟県中越地震における災害派遣活動
2007年（平成19年）3月：能登半島地震による災害派遣活動
2011年（平成23年）1月31日 - 2月1日；平成23年豪雪による災害派遣活動、福井県越前市における除雪支援および給油支援
2011年（平成23年）3月14日 - 5月26日：東日本大震災における災害派遣活動、宮城県名取市、山元町における行方不明者の捜索、
瓦礫除去、給食支援、給水支援、物資輸送
2018年（平成30年）2月：福井県大雪による災害派遣活動
*部隊編成
連隊本部
本部管理中隊
第1中隊
第2中隊
第3中隊
第4中隊
重迫撃砲中隊
*第14普通科連隊長 兼 金沢駐屯地司令
1等陸佐 根本 勉 「着任 令和2年3月18日」前職 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課後方計画班長
10式戦車 三菱重工製（陸上自衛隊ホームページより）
旧日本陸軍歩兵第７連隊
155o榴弾砲ＦＨ70（陸上自衛隊ホームページより）
創設1875年（明治8年）
廃止1945年（昭和20年）
部隊編制単位 連隊 兵科歩兵
所在地金沢 編成地金沢
上級単位 名古屋鎮台 - 第3師団 - 第9師団
最終位置 台湾 台中
主な戦歴 西南 - 日清 - 日露 - 第一次上海事変 - 日中 - 第二次世界大戦
*沿革
1875年（明治8年）4月 - 第21大隊を基幹に改編
1877年（明治10年）軍旗拝受 - 西南戦争に従軍
1894年（明治27年） - 日清戦争に従軍
1898年（明治31年）10月1日 - 第3師団から第9師団に所属変更
1904年（明治37年） - 日露戦争に従軍
1914年（大正3年）4月3日 - 留守隊を設置し事務を開始
1932年（昭和7年）2月14日 - 第一次上海事変、上海呉淞に上陸 6月 - 帰還1935年（昭和10年） - 満州駐剳
1937年（昭和12年） - 帰還するも動員下令で再び上海に上陸
1939年（昭和14年）6月 - 帰還
1940年（昭和15年） - 満州駐剳
1944年（昭和19年）7月 - 沖縄へ移動、同年11月に台湾へ移駐
1945年（昭和20年）8月 - 終戦
*著名連隊長
13代 明石元二郎：福岡藩出身 陸軍大将 諜報活動で日露戦争を側面支援
18代 川島義之 ：愛媛県出身 陸軍大将 ２・２６事件時の陸軍大臣
25代 磯谷廉介 ：兵庫県出身 陸軍中将 ノモンハン事件の敗北の責任を取り、関東軍参謀長を辞任
27代 林 大八 ：山形県出身 陸軍小将 昭和７年第一次上海事変で戦闘中に戦死する。死後陸軍少将に進級（享年４６歳）
30代 青木重誠 ：石川県出身 陸軍中将 第２０師団長としてニューギニア戦線に動員するが現地にてマラリアにより戦病死（享年５０歳）
32代 藤岡武雄 ：東京府出身 陸軍中将 第６２師団長として沖縄戦に参加し、摩文仁にて自決（享年５４歳）
*その他著名軍人
辻 政信 ：明治35年10月石川県江沼郡東谷奥村今立（現加賀市山中温泉今立町）に生まれ
名古屋陸軍地方幼年学校、陸軍士官学校、陸軍大学を卒業。歩兵第７連隊を原隊とする。
昭和20年終戦時43歳、最終階級陸軍大佐
